虫歯など歯の痛みが気になると、とりあえず歯医者に行こうとなる人がほとんどだと思いますが、一言に歯医者といってもその歯医者がすべてを解決するわけではありません。歯医者の中でも更に症状毎の専門家がいて、それを意識するだけで歯の悩みは想像よりずっとスムーズに治療することが可能です。そんな専門家についてやインプラントなどの新しい治療方法について見ていきましょう。

オールオン4という治療方法の魅力に迫る

オールオン4について説明する女性医師

高齢者などが歯を取り戻すことができる方法にインプラントがあります。
上下どちらかや上下全ての歯にインプラントしたいと考える人もいますが、一般的な治療では片あごに14本反対のあごに14本と、合計で28本が必要になります。
つまり、あごの骨に28ヶ所穴を開けることになり、体への負担や手術費用が大きな不安要素になっていました。

オールオン4はこれまでの治療法とは異なり、最先端のインプラントとして提供されています。
オールオン4では、奥のインプラントを骨のある部分に斜めに埋め込み、力を広く均等に配分することで行われ、4本のインプラントですべての人工歯を支えることから命名されています。
この方法は欧米で普及しており、患者の費用や腫れ、手術時時間や精神的な面でも負担を減らせるというメリットがあります。

オールオン4では骨の移植なども必要なく、抜歯からインプラントの埋め込み、仮歯の装着まで1日で行うことが可能です。
治療は検査と準備から入り、最初にレントゲン・CT撮影、治療計画や口の中の型取り、咬み合わせの確認が行われ、手術後の仮歯作成も進められます。
治療はインプラント埋め込み、休憩、仮歯の装着で完了し、約6ヵ月後に最終ブリッジと交換され完了します。

同じ治療法としてはオールオン6と呼ばれるものがあります。
違いは埋め込まれるインプラント数があり、オールオン6では6本のインプラントで人工歯を支えるようになります。
違いの由来は欧米人と日本人の骨格の違いからきており、オールオン4は欧米人の骨格が丈夫なために4本でも十分な強度と耐久性が確保できる点があります。
オールオン6は骨格の弱い日本人でも噛む力を分散できるという特徴があり、その分、骨へのダメージが軽減されます。
日本人の骨格やあごの形を考えて開発されている治療法のために安全性が高く、6本で支えるために安定性に関しても優れた面を持ちます。

オールオン4は治療条件面でもメリットがあります。
一般的なインプラントでは、骨が薄い場合には治療をあきらめるか、大掛かりな骨の移植が条件になります。
オールオン4の場合には移植手術なしでインプラントをすることができ、その日の内に仮歯を固定するために話しやすいことはもちろんのこと、軽い食事を摂ることも可能です。
ただし、最初から硬いものは食べないようにする必要があり、定期的な通院によるメンテナンスやホームケアが大切になります。

オールオン4にかかる費用はクリニックによっても異なり、事前にカウンセリング等で確認をする必要があります。
一般的なインプラントが1本あたり30万円かかるとされているのに対し16万円程度と言われており、一例を挙げれば4本で12本を支える場合190万円程度かかることになります。
クリニックによってはコースで治療費を掲げているところもあり、ここではエコノミーが173.4万円、スタンダードでは224.4万円、プレミアムコースが367.2万円となっています。